Sigmoid関数

Sigmoid関数

 sigmoid関数とは、シグモイド関数とも呼ばれる、S字型の曲線を描く数学的な関数。この関数は、入力された値を0から1の間の値に変換するためによく使われる。sigmoid関数は、以下の式で表される。

$$
\frac{1}{1+e^{-x}}
$$

 ここで、$e$は自然対数の底である「ネイピア数」である。sigmoid関数は、入力された値が0から無限大まで変化していくにつれて、0から1までの緩やかな増加を示す。また、sigmoid関数は、0よりも小さい値を入力した場合には、0に近づく値を、0よりも大きい値を入力した場合には1に近づく値を出力するため、「0から1までの値に変換する」という用途に特に適している。例えば、ニューラルネットワークにおいて、入力された値を出力層に渡す前に、その値を0から1の範囲に変換するためにsigmoid関数がよく使われる。