AI関連が多数掲載 | ガートナーパイプサイクル2020年版発表
調査会社の Gartner が AI 技術などを含む先進テクノロジーのハイプサイクルを発表した。
まずハイプサイクルについて一言で表現すると、注目するテクノロジーの流行り廃りを時間軸でマッピングしたもので、
いくつかのフェーズに分類したものである。
ハイプ・サイクルを使用することで、業界と自社のリスク許容度に基づいて、最新テクノロジに何を期待できるのかを理解できるなどのメリットがある。そのため、どの時期にそのテクノロジーのを選択するのか、選択しないべきかを判断する一つの材料になる。
詳細は、Gartner のリンクにてフェーズの分類含め、参照されたい。
出典:https://www.gartner.com/jp/research/methodologies/gartner-hype-cycle
今回は、AI 技術を含む多くのテクノロジが注目され、さらに 5 つのトレンドについても発表された。以下が 5 つのトレンドになっている。
「デジタル・ミー」「コンポジット・アーキテクチャ」「フォーマティブAI」「アルゴリズムによる信頼」「シリコンの先へ」
出典:https://www.gartner.com/jp/newsroom/press-releases/pr-20200819
デジタル・ミー
デジタル・ツインの個人版。デジタル空間の自身のコピーを表現したりする面の進化。
また、画面やキーボードにとどまらず、インタラクション・モード (音声、視線、ジェスチャなど) の組み合わせの進化にも期待。
コンポジット・アーキテクチャ
複数のものを合成あるいは組み合わせたアーキテクチャ。
ハードウェア、ソフトウェア共にモジュール化が進んでいる。
フォーマティブAI
状況の変動に応じて動的に変化できるAI。
この他にも、AIは、「AI拡張型設計」、「AI拡張型開発」、「オントロジ/グラフ」、「スモール・データ」、
「コンポジットAI」、「アダプティブな機械学習」、「自己教師あり学習」、「生成的AI」、「敵対的生成ネットワーク」
など、様々な技術がパイプサイクル上に掲載。
アルゴリズムによる信頼
アルゴリズムによる信頼性をどう担保するのか、という分野。
具体例の、「責任あるAI」、「説明可能なAI」、などは既課題であり、重要テーマ。
シリコンの先へ
シリコンに次ぐ、新たな先端素材に関する技術研究分野。
ハード分野の制約が解消できることで、更なる可能性に期待。
個々のトレンドの詳細についても整理されてる Gartner の記事を参照ください。
https://www.gartner.com/jp/newsroom/press-releases/pr-20200819