AIが「船長」に。IBMが変革する、海洋研究のミライ、ほか【AI最新ニュース】

AIが「船長」に。IBMが変革する、海洋研究のミライ、ほか【AI最新ニュース】

Tencent(騰訊)の新薬開発AIプラットフォーム「iDrug(雲深智薬)」、新薬発現周期の短縮に成功

(BRIDGE 2020/08/11)
・Tencent(騰訊)は7月9日の世界人工知能会議(WAIC)で、新薬開発の時間やコストを削減することを目的とする新薬の開発を支援するための AI プラットフォーム「iDrug(雲深智薬)」を発表した。
・同社内で行われているAIを用いた新薬開発プロジェクトから、新薬発現周期を3〜6年から6カ月〜1年に短縮することができると伝えている。
・iDrug プラットフォームは、タンパク質構造予測、仮想スクリーニング、分子設計と最適化、ADMET(薬の吸収、分配、代謝、排泄、毒性等)予測、合成ルート計画の5つのモデルで構成されており、同プラットフォームはすべての製薬会社と研究所に無料で公開されている。

AIが「船長」に。IBMが変革する、海洋研究のミライ

https://ideasforgood.jp/2020/08/13/mayflower/
(IDEAS FOR GOOD 2020/08/13)
・人類が海に関して持っているデータ量は、火星の表面に関するデータ量よりも少なく、その理由の一端に調査航海船に必要な人手が研究の進展を妨げているということがある。
・そこでIBMはAIを船長として海洋調査を進める「メイフラワー号」プロジェクトを始めることを発表した。
・まず初めに動力を太陽光エネルギーとしてイギリスからアメリカまでを完全無人で実現することを目指しており、成功すれば海洋ドローンと海洋研究の未来を一変させることができると考えられている。

ホームレスの若者の薬物乱用蔓延予測にAIが役立つ可能性

AI algorithm could help predict susceptibility to substance abuse among homeless youth
https://www.news-medical.net/news/20200814/AI-algorithm-could-help-predict-susceptibility-to-substance-abuse-among-homeless-youth.aspx
(NEWS MEDICAL LIFE SCIENCES 2020/08/14)
・ホームレスの若者に対して個人レベルで薬物に対する依存性を予測するAIをペンシルバニア州の研究チームが開発し、個人化されたリハビリテーションプログラムを提案している。
・研究チームは18歳から26歳の米国の6つの州に住む約1,400人のホームレスの若者から収集したデータセットを使用して、薬物依存と関係が強い環境的、心理的、行動的要因を特定したうえで予測アルゴリズムを確立した。
・チームはその後地理的な要因を加味するために、地域ごとにモデルを学習させたところ、いくつかの要因で関連レベルが異なることを確認し、より適切な個人単位での予測モデルを確立したうえで、リハビリテーションアルゴリズムの必要を訴えている。