医療×AIニュース(2020年2月版)

医療×AIニュース(2020年2月版)

医療分野に関するAIについてのニュースを纏めた。

患者の栄養摂取量 AIで把握 徳島大病院、21年春に実験

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55246330U0A200C2LA0000/
(日本経済新聞 2020/02/05)
・徳島大は画像解析術とAIを用いて、摂取栄養量を記録するシステムを開発する。
・スマートフォンで撮った食べ残しの画像から摂取栄養量を計測し、自動的に電子カルテに記録することを目指す。
・画像データの取集にかかる費用の一部をクラウドファンディングで募集しており、目標額は100万円に設定されている。

ヘルスケアAI産業分析2020 ヘルスケアにおけるAIと医療用ロボ市場の可能性は広大

Healthcare Artificial Intelligence (AI) Industry Analysis 2020: Potential for both AI and Medical robotics Market in healthcare is vast

Healthcare Artificial Intelligence (AI) Industry Analysis 2020: Potential for both AI and Medical robotics Market in healthcare is vast


(medgadget 2020/02/12)
・アメリカにおいては医療ミスの解決を目指す40億ドル規模の”AI for Health”プログラムがあり、また関連企業もまり医療用AI市場は広大であると指摘している。
・AI技術としての市場セグメントは、クエリメソッド、機械学習、自然言語処理が見込まれている。
・国際市場は2023年までに年平均として51.9%の成長を予想している。

AIで医療格差解消 中国・中山大学腫瘍対策センター

(日本経済新聞 2020/01/22)
・中国の中山大学が内視鏡画像100万枚を深層学習させ、消化器がんの発見システムを開発した。
・専門医師が見落としてしまう確率を従来の4~5%から、1~2%にまで下げられるという。
・都市と地方間の医療格差解消や医療従事者の負担軽減が期待されている。


〈所感〉
日本における少子高齢化による人手不足の影響は医療分野においても深刻な問題とされている。ロボティクスやAIの活用は問題の解決の糸口になるだろう。医療分野におけるAI市場に大きな可能性があるというのは日本においても同様であると感じた。