複数の化学データを1つのAIで学習
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62905120R20C20A8TJM000/
(日本経済新聞社 2020/08/24)
・早稲田大学の小柳津研一教授らは、複数の種類の材料科学データを１つのAIに学習させる手法を開発したと発表した。
・融点や沸点などが異なるデータを全くの別物と認識するため同時に学習できないという問題点を、グラフ構造手法に注目し異なるデータを互いに関連するデータとして処理することで学習させることに成功した。
・物質の化学的性質や分子式などを大量に学習させることで総合的に判断するAIとなり、実験では物質の性質を熟練者なみの精度で予測できたとしている。
手遅れになる前に。豪州でAIを活用した「ミツバチ保護」プロジェクト始動
https://forbesjapan.com/articles/detail/36503
(Forbes Japan 2020/08/24)
・オーストラリアの食品会社Bega Cheeseと養蜂家たちが、AIを使ったミツバチ保護プロジェクト「パープルハイブ・プロジェクト」を立ち上げた。
・ミツバチの減少や絶滅危機の要因のひとつに「ダニ」の存在があり、パープルハイブ・プロジェクトでは画像認識AIを用いてダニに寄生されたハチがいないか、360度カメラで24時間入念に監視される。
・ほかにもapic.aiという企業もミツバチの行動のビックデータと解析AIを用いることで、その現象を防ごうとしており、経済と環境を両立させるAIが注目を集めている。
サウジアラビアが人工知能を開発し、経済に統合しようとしている方法
How Saudi Arabia Is Looking To Develop & Integrate Artificial Intelligence In Its Economy
https://analyticsindiamag.com/how-saudi-arabia-is-looking-to-develop-integrate-artificial-intelligence-in-its-economy/
(AIM 2020/08/24)
・サウジアラビアでは国王令に基づき、サウジデータ及び人工知能局（SDAIA）が主導してデータ主導の経済へ国家を変革しており、政府機関のクラウドプラットフォーム化とデータセンターの統合を目指している。
・SDAIAは「データは21世紀の石油」を標榜しており、データの収集及び活用を急務としており、ロボット工学とAIを市民の生活にシームレスに統合するスマートシティNeom（26000平方キロメートル・総建設費5000憶米ドル）計の建設が進められている。
・政府は豊富な資金に対して人材不足に悩まされており、AIとデジタルスキルにあわせた教育改革を行う計画をたてており、将来的には2030年までには現在の2倍以上にあたる100憶米ドルの経済圏の確立を目指している。