Microsoft、汎用言語モデル「GPT-3」のライセンス取得ほか【AI最新ニュース】

Microsoft、汎用言語モデル「GPT-3」のライセンス取得ほか【AI最新ニュース】

Twitter、写真プレビュー用顔認識AIが白人に反応しやすい傾向を調査中

https://japanese.engadget.com/twitter-facial-recognition-algorithm-085008503.html
(Engadget 2020/09/21)
・Twitterは、プレビュー用のトリミング画像を生成するために人の顔が中心に来るようにするAIを利用しているが、複数人いる写真の場合、白人の顔に中心がいくことがわかり、原因を調査している。
・同社は、以前は最も目立つ顔をプレビューの中心に持ってくるようにしていたが精度に問題があり、今回の仕様にしたところ、問題が報告されるようになった。
・現在のところ、Twitterは人種的なバイアスに基づくものは導入前の試験ではみつかっていないとしているが、同時に問題があることは認めており、今後改善するとしている。

Microsoft、汎用言語モデル「GPT-3」のライセンス取得

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2009/23/news072.html
(ITmedia 2020/09/23)
・Microsoftは、OpenAIが開発した汎用言語モデル「GPT-3」の独占的ライセンスを取得したと発表した。
・これにより、同社は「OpenAIの技術革新を活用して、顧客向けのAIソリューションを開発、提供し、自然言語生成の力を利用する新たなソリューションを作成できるようになる」としている。
・なお、このライセンス供与はAPIを介したGPT-3モデルへのアクセスには影響せず、Microsoft以外のユーザーはAPIを通じて利用することができる。

資生堂、AIで肌の構造を3D解析 化粧品に活用

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64101340Q0A920C2XB0000/
(日経産業新聞 2020/09/23)
・資生堂は、皮膚の構造を細胞より細かい精度で立体的に再現できるAIを開発し、肌のたるみにかかわる重要な細胞の構造がはじめてわかり、今後化粧品やスキンケア手法の開発などに生かすとしている。
・皮膚の構造研究では顕微鏡で観察するため、組織を非常に薄くスライスする必要があるが、その場合立体構造がわからなくなる問題があり、コンピュータ上で重ね合わせることで立体構造を再現するモデルに細胞を分類するAIを追加した。
・今回のAIは細胞を自動分類して色を分けて表示するようにできており、観察したい皮膚のサンプルが変わるごとに、50枚規模の画像をAIに学習させることで利用できる。