GoogleマップがDeepMindのAIツールを使用して到着時間を予測する方法
How Google Maps uses DeepMind’s AI tools to predict your arrival time
https://www.theverge.com/2020/9/3/21419632/how-google-maps-predicts-traffic-eta-ai-machine-learning-deepmind
(TheVerge 2020/09/03)
・GoogleMapの提供する渋滞予測サービスが子会社のDeepMind社が開発した新たな機械学習ツールのおかげでより正確になった。
・機械学習には、Androidデバイスから匿名で収集された生の交通情報、交通履歴データ、地方自治体からの速度制限や建設現場などの情報、および道路の品質、サイズ、方向などの基礎データが利用された。
・DeepMind社の新たなモデルはグラフィカル理論に基づくもので、「スーパーセグメント」と呼ぶ交通量を共有している隣接する道路のクラスターにマップを分割してクラスターごとに予測しており、最大50%精度が向上したとしている。
・また、GoogleはCOVID-19の影響により、道路使用の変化が著しかったため、より短期間のデータを重視するようにモデルを変更したことも発表している。
三井物産、地層解析にAI プリファードと新会社
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63398930T00C20A9XQ9000/
(日本経済新聞 2020/09/03)
・三井物産がAI開発などのプリファード・ネットワークス(PFN)と共同で地層解析を行うAIの開発を始めることを発表した。
・三井物産51%、PFNが49%出資する新会社「ミットピーエフエヌエナジー」を設立し、石油や天然ガスの資源探査などで活用することを目的としており、3年以内の事業化を目指している。
・地層調査は通常、専門家が経験に基づいて分析するため、調査に数年かかりコストも膨らみやすいことからAIによる事業の効率化を目指しており、また資源探索以外にも二酸化炭素の貯留や地熱発電の開発にも活かすことを見込んでいる。
GoogleのAIで隔離下における自分だけの移り気な音楽を作る
Create your own moody quarantine music with Google’s AI
https://www.technologyreview.com/2020/09/04/1008151/google-ai-machine-learning-quarantine-music/
(MIT Technology Review)
・創造的なプロセスのための機械学習ツールを作るGoogle Magentaの最新プロジェクトであるLo-Fi Playerを使用すると、自分だけの音楽を手軽に作れるようになる。
・Lo-Fi Playerは、古いゲームを思わせるピクセル模様の二次元画面で構成された部屋のなかに楽器があるイメージでUIを構成しており、誰でも簡単にシンプルに操作できるように作られている。
・最初のリリースではユーザーが自由に音楽を変更できるインタラクティブなYouTubeライブストリームを設定するなど、プロデューサーはCOVID-19で人々が隔離されている現状から集合的な体験を得られることを目指しており、今後も一般人が音楽で自分自身を表現したり、共有できる環境づくりに励むとしている。