【2023年合格目標版】G検定合格に向けたおすすめ学習方法

【2023年合格目標版】G検定合格に向けたおすすめ学習方法

 これからAIを学びたいという方向けに、おすすめの学習方法を纏めました。G検定は、ビジネスマン向けのAI資格として、認知が広がっています。

 これまで殆どAIに関わってこなかった方が、G検定に挑戦しようと思った時の参考になればと思い、纏めています。既に、かなりの知識がありそれを確認しようとする人向きには書いておりませんのでご了承下さい。

 初めて開催されたG検定試験(2017年)に合格し、その後講師としての活動や、社内教育として多くの合格者を輩出してきています。また、G検定の傾向などを押さえていますので、その経験の中で良かったと思える事、こういう方が合格していると感じている事からお勧めの勉強法を書いています。AIに興味のある方にとって、一人でも多く参考になれば幸いです。

1.「G検定公式テキスト」を読む

 まず、こちらがおすすめです。G検定を主催しているJDLAが、AIを学ぶ上で大事であると思っていることがこのテキストに詰まっています。イラストなども多く掲載されており、AIの概念を体系的につかむ上でおすすめです。
 一方、エンジニア向けのテキストではないため、AIのモデルや仕組みなどが詳しく書いてあるわけではありません。細かい点や仕組みなどが、完全に腑に落ちない所も出てくるかもしれませんが、まずは一読して全体像を掴みましょう。

2.理解できなかった所の深堀り

 公式テキストの内容で理解しにくかった部分があれば、AIについて一般向けに書かれた入門書を読んだり、ネットやYouTubeで初心者向けの情報を探してみましょう。あくまでも最初は、細かい名称を覚えるというよりは、AIの仕組の全体像を掴むことを優先してもらうのが良いです。AIの簡単な歴史を把握する事と、用語に親しんで拒否反応を起こさないレベルを目指しましょう。

参考文献:人工知能は人間を超えるか


   
公式テキストが何となくでも理解でき、読み終えるのが苦痛でないレベルになれば3.へ進みましょう。

3.公式テキストの問題を完璧こなす

 まずは、公式問題集に掲載されている問題を解いてみましょう。最初の1回目は解ける問題がほとんどない状態かも知れません。それでも先ず自力で考え解いてみて、解説を読んで一問ずつ確認していきましょう。解説を読んでも解らない時はキーワードをネットで検索し、何となくで良いので理解できたと思える状態まで持っていくことも必要です。何回も繰り返しテキストの問題を解きましょう。特に間違えたことのある問題、間違いやすい問題を重点的に繰り返しましょう。

4.問題集をひたすらこなす + アドバンス学習

 
 公式テキストの問題について、ほぼ満点が取れる状態でまだ時間があれば、市販の問題集に取り組み、同様に解いてみるのも良いと思います。また、模擬試験などが受験できるサービスもあるので、力試しをするのも良いと思います。

 なお、E資格の受験を目指す方は、一通りの学習が終わったらE資格の学習に入りましょう。特に深層学習の入門となるニューラルネットワーク(ディープラーニング)の学習の仕組を学んだ方が体系的に理解できます。「ゼロから作るディープラーニング」など、エンジニア向けの学習に徐々に入ると、より俯瞰的に余裕をもってG検定の問題を解くことができます。

5.試験本番にあたって

 試験時間に対して問題が多いです。約220問/2時間のスピードで問題を解く必要があります。問題を読む時間も必要なので、回答に悩んでいる時間は殆どありません。迷ったら先ず回答して、もし時間が余れば(チェックした問題に)戻ってくれば良いです。
 
 試験はオンラインで持ち込み可ですので、いろいろ情報を纏めても良いですが、時間が限られていることと、用語の意味を確認するだけでは1つに絞りにくい選択肢が多いので、よぽどうまく作らないと、短時間の中で活用する事は難しいと思います。

 タイムマネージメントは必要です。1時間経過した時点で、今どの辺を回答しているか?、大体全問回答できそうかどうか?当たりを付けて後半の解答スピードを調整してください。特に法律の問題は文章も多いので注意が必要です。最後に残り数分で、どうしても時間が足らず全問回答できないようなら、まずは全問回答する事を最優先しましょう。

6.まとめ

 勉強を始めるスタートラインに応じて、G検定に合格するまでの時間は変わります。初めての方は特に難しく感じられることもあるでしょう。
それでも、試験勉強の過程で少しずつAIに関する理解が進んでくるのが分かるようになる事を励みに頑張って下さい。G検定合格レベルになれば世の中の一般的なAIやディープラーニングに関する記事は理解できるようになりますし、所属している組織の中でAIが分かる人材として認知されるでしょう。
 G検定に合格すると合格者のみが参加できるイベントに参加できます。また、コミュニティ「CDLE」に招待され、勉強会や様々なイベントへの参加が可能になります。色々な情報に接することが出来るのも大きなメリットです。ぜひ、AIがわかる人材、AIを活用できる人材への第1歩としてG検定の合格を目指してください。

 なお、DeepSquareでは、上記の必要なエッセンスを凝縮したG検定対策講座を設けております。8時間の講義動画と合わせて学習ができ、本番想定の350問以上の問題演習ができる講座となっています。また、E資格認定プログラム認定事業者が提供する講座なので、そのままE資格合格にも役立つ内容をお伝えしています。興味をもたれた方は、ぜひご活用ください。

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