AI初学者からのG検定合格体験記(2023 #1)

AI初学者からのG検定合格体験記(2023 #1)

 株式会社Present Squareに勤務しております芦です。
 2023年3⽉4⽇実施のJDLA主催Deep Learning for Generalist 2023#1(G検定)を受験し、合格しましたので、受験動機から勉強法、試験について記載します。

私の経歴と受験動機

 私は今まで事務職を中心に従事してきました。Present Square入社時にG検定取得を推奨されており、知識として学ぶ必要性を感じ、受験を決めました。

事前知識

 AI関連書籍は何冊か読んだ事がある程度で、ほとんど知識がない状態でした。読んだことがある書籍は「人工知能は人間を超えるか」​​「​​文系のための人工知能の教科書」等です。
 「人工知能は人間を超えるか」​​はAIの歴史が分かりやすく、「​​文系のための人工知能の教科書」はAIに対する疑問から仕組みを説明する内容の書籍でした。直接的に試験に活かされたというよりかは取っ掛かりとして読んで良かったと思います。

勉強内容と期間

 試験約1ヶ月前に勉強をスタートしました。
 私が使用した教材は「G検定公式テキスト」と、スキルアップAI株式会社のG検定対策アプリと、弊社のG検定対策講座です。テキストは馴染みのない単語が多く、初めは読み進めるのに時間がかかりましたが、一問一答形式のアプリを同時進行した事で復習になり、覚えることができたと思います。また、試験日までの直前二週間は、先述のアプリで誤った問題の、テキスト該当ページを復習するということを繰り返しました。
 試験範囲の分野によっても学習にかかるスピードが異なったこと、また学習計画が後ろ倒しになった事で、苦手意識があった公式テキストの「第6章ディープラーニングの手法」の範囲は学習が不十分と思える状態で試験当日を迎える事になりました。

実際の試験を受けて

 事前に時間が足りなくなると聞いていたので、時間配分は試験中もずっと意識していました。問題文自体がやや長いので解答は即答ペースで、解答に迷う、又は解答が分からない問題はチェックマークをつけて問題を進めました。結果的には10分程度試験時間が余り、その時間でチェックつけた問題を再度確認したところ、解答できた問題もあり、試験時間終了までに全てに解答できました。

 試験内容としては、テキストに載ってない問題も出題されており、また何問かは重複した問題もあったと記憶しています。
 私が学習不十分だった公式テキストの「第6章ディープラーニングの手法」の範囲も少なくはない数の問題が出題されましたが、分からない問題は余った時間でインターネット検索を使用して解答しました。後日、合否結果通知の分野別得点率で確認すると約6割正答できていたので、試験前に思っていたよりも得点が取れた結果でした。

 文系出身者の方は試験範囲の分野によっては抵抗感があったり苦手意識から学習がなかなか進まないこともあるかもしれませんが、ある程度学習し、試験中にインターネット検索をすれば6割程度は解けるかと思います。

 また、事前にアカウント発行が求められていたのですが、試験日前日に受験する際に使用するPC環境確認とログインテストをしたところパスワードを失念していた為、再発行しました。試験日当日に気付いた場合は焦ったと思うので、事前に確認しておいて良かったと思いました。

最後に

 「AIって何だろう?」「よくわからないもの」といった状態から、G検定を受験・合格したことで具体的な手法を知り、確実に知識が深まりました。また、それが自分自身の自信に繋がったと感じます。
 時間が経過すると学んだことも忘れてしまうと思うので、今後もAI関連ニュースや書籍等に触れながら、学び続けたいと考えています。