エンタメ×AI(2020年3月版)

エンタメ×AI(2020年3月版)

エンタメのなかで使われるAIに関するニュースをまとめました。

吉本興業の芸能人がAIアバターに!人工知能に特化したAI企業Obenと「PAI」技術でコラボ

https://robotstart.info/2020/02/27/yoshimoto-oben-pai.html
(ロボスタ 2020/02/27)
・吉本興業は個人用人工知能(PAI)開発を手がけるObENとの協同を発表した。
・仮想空間上での顧客との間の交流に革命をもたらすことを目指しており、2020年4月に公開を予定している。
・ObENはAIを用いることで最小のサンプルで、どの言語でも自分の声ではなすそっくりなアバターをつくれる。

AIで作った漫画に“手塚治虫らしさ”は宿るのか? 前代未聞のプロジェクト、ピンチ救った「転移学習」

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2002/27/news064.html
(ITmedia 2020/02/27)
・手塚治虫らしい漫画をAIでつくるプロジェクトの裏側が語られている。
・内容に関しては、話の筋を13段階に分類したデータを機械学習させたたが、データ作成段階で分類者の主観に基づいていることが問題であると述べた。
・キャラクターデザインに関しては手塚作品のみの学習から作ろうとしたものの困難であり、最終的には実在の人間を学習させたモデルの転移学習によって新しいキャラクターをつくった。

無料でAIが写真や画像を「アート」に変換するサービスが良い感じ

https://ledge.ai/acartist-free-photo/
(Ledge.ai 2020/02/21)
・ACワークスはCNNを用いたスタイル変換AIがアート画像を作成する「ACartist」を公開した。
・ACartistでは「Neural Style Transfer」などと呼ばれる技術を活用していると思われるという。
・変更スタイルは提供元が制限しており、限られたスタイルのなかから選択する必要がある。


〈所感〉
いまはAIと名付けられているものはとにかく注目を浴びる傾向にあるような気がする。実際に与えられているサービスや作品の内容が従来のものと比べられて取捨選択されるところまではまだ来ていないようだ。AIが人々になじむなかで、今後はAIによるかどうはではなく、よりクオリティーが高いものが求められるようになるのではないだろうか。