ファッション×AI関連ニュース(2020年3月版)

ファッション×AI関連ニュース(2020年3月版)

ファッションに関連するAIについてのニュースをピックアップしてまとめました。

スタイリストとAIが協働–パーソナルスタイリングサービス「DROBE」が提供開始

https://japan.zdnet.com/article/35150827/(ZDNet Japan 2020/03/17)
・ドローブはスタイリストとAIが好みや体形、予算に応じた商品をスタイリングし、定期的に届けるサービスを開始する。
・ファッションに強い興味心はないが、身だしなみには気を使っている層を対象としている。
・アンケートから好みを割り出すことや、自身の着ている服からサイズなどを割り出すことなどをAIが行う。

AIがコーディネート「バーチャル試着」機能 「AIミラー」

https://www.j-cast.com/trend/2020/03/03380715.html
(j-cast 2020/03/03)
・マッサージチェアの専門メーカー、ファミリーイナダはAIミラーを発売する。
・4K解像度対応のディスプレーを搭載したモニターから、独自の健康管理システムとAI技術を融合したサービスを提供する。
・性別や身長、体重、顔のタイプなどのユーザー情報からAIがコーディネートを提案、モニターで「バーチャル試着」を行うことなどができる。

韓国ブランドのSJYPがAIを使った服を販売。人とAIの役割分担とは

https://ftn.zozo.com/n/n7148031fa7d1
(ZOZO FashionTechNews 2019/10/24)
・CNNベースのAIから読み込まれたデザインを組み合わせて、新しいデザインを提案する。
・デザインのコンセプトに関連する330,000以上の画像を調査し、そこからSJYPのスタイルに最も近いデザインを選択した。
・平均的なトレンドに基づくデザインはAIが得意な一方で、ゼロから新しいデザインを作るのには今後も人間のデザイナーが必要であるとしている。


ファッションといえば、自分の個性を押し出すイメージが強い。しかし、実際には多くの人が求めているのは、場に適した服装ができているのか、ということだ。そのような答えを出すのは、AIは得意としているといっていいだろう。主観よりも客観的答えがほしい分野ではAIのような一般解をだすことを得意としているものの利用は今後促進されそうだ。