Googleが多言語AIモデルの開発を促進するベンチマークXtremeを発表、他【最新AIニュース】

Googleが多言語AIモデルの開発を促進するベンチマークXtremeを発表、他【最新AIニュース】

AIに関する最新技術についてのニュースをピックアップしてまとめました。

グーグル、多言語AIモデルの開発を促進するベンチマークをリリース

Google releases benchmark to spur development of multilingual AI models
https://venturebeat.com/2020/04/13/google-releases-a-data-set-to-spur-development-of-multilingual-ai-models/
(VentureBeat 2020/04/13)
・Googleが自然言語処理システムのベンチマークとして40の言語と12の言語ファミリにわたるセマンティクスについての推論を必要とする9つのタスクを含むXtremeを発表した。
・AIモデルが言語間で共有されている知識を取得しているかどうかを評価でき、AIの多言語学習ドメインでの研究を後押しすることが目的としている。
・Xtremeでの予備実験で、Googleの研究者チームは多言語BERT、XLM、XLM-R、M4などの最先端のモデルでさえ、期待を下回っていることを発見している。

ブロックチェーンでAI開発を管理 クーガー

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57989480T10C20A4XY0000/
(日本経済新聞 2020/4/13)
・AIやブロックチェーンの技術を手がけるクーガーがAIの機械学習モデルを管理するプラットフォーム「GeneFlow(ジーンフロー)」を開発した。
・コードの改良や学習したデータの履歴をブロックチェーンで記録することでプログラミング作業を効率化する。
・最終的にAIモデルの成り立ちを公開・共有すれば技術者の参考になり、より優れたAI開発につながることがジーンフロー開発の狙いとしている。

説明可能なAIに関する調査結果を研究者チームが発表

https://www.infoq.com/jp/news/2020/04/explainable-ai-survey/
(InfoQ 2020/04/13)
・IBMとアリゾナ州立大学の研究者たちが説明可能なAI(XAI)の開発に関する67の論文を対象とする調査結果を公開した。
・アルゴリズムベース、モデルベース、計画ベースに分類され、いずれも増加傾向にあるが、最も活発な研究が行われているのはモデルベースになる。
・説明可能AIはAIが生成する結果への信頼性向上に期待される一方、DNNの第一人者であるGeoffrey Hinton氏などは必要性を重視していないなど業界内でも意見が二分されている。