たらこの品質を検査するAI、男女別翻訳機能、他【最新AIニュース】

たらこの品質を検査するAI、男女別翻訳機能、他【最新AIニュース】

AIに関する最新のニュースをピックアップしてまとめました。

AIモデルのトレーニングにおける電力効率化を目指すMIT

MIT aims for energy efficiency in AI model training
https://venturebeat.com/2020/04/23/mit-csails-ai-trains-models-in-an-energy-efficient-way/
(VentureBeat 2020/04/23)
・特定のモデルのトレーニングと検索に必要な電力量には車1台あたりが生涯にだす5倍の二酸化炭素を排出すると推定するレポートをMITが発表した。
・AIが継続的に成長していくためには、環境に対する負荷が持続可能である必要性があるとしている。
・提唱している「プログレッシブシュリンク」アルゴリズムは大規模モデルを効率的にトレーニングし、すべてのサブモデルを同時にサポートすることで、高速化(1.5~2.6倍)と炭素排出量の減少(1/1300倍)を実現している。

Google、AIで「男女別翻訳」に対応

https://thebridge.jp/2020/04/google-debuts-ai-in-google-translate-that-addresses-gender-bias
(BRIDGE 2020/04/27)
・Googleは一部言語において男女別に翻訳する機能をGoogle翻訳においてリリースすると発表した。
・選択されていない性別をもとに表現することを避けようとしており、ジェンダーバイアスの問題に対処することを目的とするするもの。
・今回発表されたモデルでは性別を指定した場合、正しく翻訳される割合は平均97%を記録した。

たらこの品質を検査するAI 明太子のやまやとIBMが開発 グレードや異物の有無を判定

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2004/27/news093.html
(ITmedia 2020/04/27)
・IBMは辛子明太子の製造・販売を手掛けるやまやコミュニケーションズ、システム開発のシグザムと共同でたらこ製造過程の異物検査やグレードの判定ができるAIを開発したと発表した。
・たらこの表面から、微生物や繊維などの異物が適切に除去されているか否かをAIが検査し、ベテラン作業員と同等以上の精度で品質を判定するとしている。
・一連の作業には、日本IBMのAI開発プラットフォーム「IBM Watson Machine Learning Community Edition」と、AIワークロード向けに設計した専用サーバ「Power System AC922」を使用した。