中国AIサーバー市場を席巻する「Inspur」日本市場進出も本格化、ほか【最新AIニュース】

中国AIサーバー市場を席巻する「Inspur」日本市場進出も本格化、ほか【最新AIニュース】

フェイスブックが有害「ミーム」を検出するAIに賞金5万ドル

https://forbesjapan.com/articles/detail/34521
(Forbes Japan 2020/05/18)
・フェイスブックがヘイトスピーチを拡散する「ミーム(Meme)」の追放のため、ミームの一万件のデータセットを構築し、ヘイトとみなされるミームを検出するアルゴリズムを作成した開発者に賞金を授与するチャレンジを発表した。
・ヘイトミームを発見するうえで課題となっているのは、ミームの多くがマルチモーダル(複数のコンテンツの組み合わせ)となっていることで、現状の最も優れたディープラーニングモデルの発見率は64.7%で、人力での84.7%を大きく下回っている。
・チャレンジの参加者らには今月の10月までデータベースへのアクセスが許可されており、予選を通過した場合は12月のマシンラーニングカンファレンス「NeurIPS」で開催される最終選考会に参加することになる。

中国AIサーバー市場を席巻する「Inspur」、日本市場進出も本格化

https://forbesjapan.com/articles/detail/34393
(Forbes Japan 2020/05/18)
・中国のAIサーバー市場は2019年に約23億3000万ドル(前年比₊57.9%成長)となり、中でもInspur(浪潮集団)が50.8%のシェアを獲得し、3年連続で同市場でシェアトップを守っている。
・世界的なAIサーバー市場規模は約99億ドルで、中国市場が占める割合は2018年の19.2%から、2019年に23.5%まで上昇しており、Inspurは世界3位(なお1位はDELL、2位はHP)の売上高を有している。
・Inspurは今年3月に日本法人を設立し、2022年までに日本市場で100億円の売上高を目指すと公言している。

電子の振る舞い 再現するAI開発

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59168100V10C20A5TJM000/
(日本経済新聞 2020/05/18)
・東京大学の杉野修教授らが、物質中の電子の振る舞いを精度よく再現するAIを開発した。
・研究グループは特別な計算法で精密に計算した電子状態のデータを大量に学習させることでAIを構築し、従来のモデルの精度を上回ることに成功した。
・従来のモデルでは離れた電子同士の相互作用を考慮しないなどの問題があった。
・今回の開発でそれらも数式で表現することができるようになり、未知の物質の性質を高精度に予測できるようになった。
・高精度の予測は今後、新しい素材の探索や設計に役立つとしている。