中国、5秒で記事10本 AIが自動作成
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59730420Z20C20A5FFE000/
(日本経済新聞 2020/06/02)
・中国では2015~2016年にかけて自動作文分野が大手企業を中心に積極的に活用されるようになり、その際に重要視されたのが「独創性」と「読みやすさ」となっている。
・そうしたなかで注目されている企業に、テキストマイニングのエキスパートとして国家プロジェクトを任される清華大学電子計算機学部の准教授、鄭海涛氏が共同創始者をつとめる「深圳市智搜信息技術(GIISO)」がある。
・GIISOはノード数が億に上るナレッジグラフを作成し、絶えずアノテーション作業を行うことですでに50憶を超える素材を用意したうえで、100憶以上の文章による訓練を重ねることで独創的かつ可読性の高い文章を作成するモデルをつくり上げている。
AIでオフィスのエネルギー消費を「半分」にする:研究者の野心的な目標は実現するか
https://wired.jp/2020/06/02/energy-saving-ai-controls-lights-office-thermostat/
(WIRED 2020/06/02)
・ 熱帯地域の人口増と経済成長に伴って、オフィスのエネルギー消費は右肩上がりになっていく現状に対して、シンガポールでエネルギー消費を抑える研究が行われている。
・シンガポールの建国の父とされるリー・クアン・ユーは成長の要因を「多民族に対する寛容さ」と「エアコン」であると指摘したが、現在ほかの熱帯地域で急成長する都市は同様にオフィスで大量のエネルギーを利用することになっている。
・深刻化する環境汚染の問題を解決するために、シンガポールでは先進的にAIを用いた人間行動の補足とそのことで可能になる最適化による省電力化の実験を依頼しており、研究者は将来的には「使用エネルギー全体を減らす」ことと、「人によって大きく異なる体内のサーモスタットに対応すること」を目指している。
東芝/世界最高精度の自動車動作予測AI、2023年度実用化へ
https://www.lnews.jp/2020/06/m0603403.html
(LNEWS 2020/06/03)
・東芝が世界最高精度で自動車やドローンなどの動きを予測するAIを開発したと発表した。
・「自車両の動き推定AI」と「他車両の動き推定AI」の二つで、後者は道路形状などを一般化した幾何学的な特徴をディープラーニングで学習し、実際の道路形状に依存しないAIを実現した。
・ 2つのAIは、公開データを用いた実験で、推定誤差をそれぞれ従来技術比で40%削減し、両AI技術において世界最高精度を達成している。