AmazonがAIの「距離アシスタント」を配備して、倉庫作業員が近づきすぎた場合に通知する
Amazon deploys AI ‘distance assistants’ to notify warehouse workers if they get too close
https://www.theverge.com/2020/6/16/21292669/social-distancing-amazon-ai-assistant-warehouses-covid-19
(THE VERGE 2020/06/16)
・Amazonはテレビ画面、深度センサー、AI対応カメラを組み合わせて、従業員の動きを追跡し、リアルタイムでフィードバックを提供する装置を設置し、従業員同士が6フィートより近づくことを解消することを目指す。
・この技術をAmazonはオープンソース化することを発表しており、ほかの企業がこれらのデバイスを迅速に配備できるように促すとしている。
・コロナ対策として有力だという声がある一方で、企業により従業員への監視が強力化するという声もあり、特にアマゾンではリストバンドで従業員の手の動きを追跡するなどの技術でも過酷な労働を課す要因になっているという批判がでている。
「あまりにも危険過ぎる」と危険視された文章生成ツール「GPT-2」の技術で画像を自動で生成することに成功
https://gigazine.net/news/20200618-image-gpt/
(Gigazine 2020/06/18)
・GPT-2は自然言語分野における転移学習によって大きな成功をおさめたモデルで、今回それらの技術を従来難しいとされていた画像に対する教師なし・転移学習モデルとして転用した。
・サンプルと完成品で画像に一貫性をもつよう、ピクセルシークエンスを訓練することで、人間が画像の半分をあたえるだけで画像を完成させる技術iGPTを開発したとしている。
・ただし、このiGPTモデルは「低画質の画像生成となる」「訓練データの偏見を受けつぐ」といった点に制限があり、あくまで概念実証のデモとして機能するに留まるものであるとしている。
Googleが静かにPinterestのライバルとなるAI搭載型企業Keenを立ち上げ
Google quietly launches an AI-powered Pinterest rival named Keen
https://www.theverge.com/2020/6/19/21296636/google-keen-pinterest-rival-ai-machine-learning
(THE VERGE 2020/06/19)
・Googleの内部組織として実験的なアプリやサービスを立ち上げるArea120が検索の専門知識を生かしてトピックをキュレートするKeenを立ち上げた。
・Pinterestなどの従来のキュレートサービスと異なるのは、Googleが有する先進的なAIアルゴリズムを利用することで提案機能が向上している点であるが、他者もAIには投資しており大きな差があるかは不明。
・それ以上に、Googleが保有するより統合的なユーザー情報(検索履歴や位置情報など)が個人の興味心と結びつくことでどのような体験がユーザーに提供されるのかが興味深いとしている。