イヌの血液検査にもAI診断を – 米UC Davisの獣医学応用、ほか【AI最新ニュース】

イヌの血液検査にもAI診断を – 米UC Davisの獣医学応用、ほか【AI最新ニュース】

イヌの血液検査にもAI診断を – 米UC Davisの獣医学応用

https://aitimes.media/2020/06/26/5413/
(The Medical AI Times 2020/06/26)
・カリフォルニア大学デービス校(UC Davis)の獣医師らが、イヌのアジソン病(副腎皮質ホルモンの機能低下)を血液検査から機械学習アルゴリズムで診断する研究成果を発表した。
・米国獣医学会によるおと、同研究ではAUC99%以上の精度で診断できる機械学習アルゴリズムを開発したとしている。
・UC Davisでは医学・獣医学・看護学など垣根を越えた学術的コラボレーションが可能なデータサイエンスとAIの研究センター(CeDAR: Center for Data Science and Artificial Intelligence Research)が設置されており、分野を超えた医療技術の発達が期待されている。

AIの「日本語教師」は主婦やおばあちゃん

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60733540U0A620C2TJ2000/
(日本経済新聞 2020/06/29)
・新型コロナの感染拡大を受けて、リアルでの雇用が急減し、オンラインで出来る仕事を求める人が増えたことでAIのアノテーション作業の仲介業者に登録する人々が急増している。
・IT各社や企業の研究開発部門などから受託したアノテーション作業を登録スタッフに仲介する業務を取り扱う米ディファインドクラウドは、登録者は2月以降に急増し、世界で30万人を超えたと明かしており、パソナJOBHUBでは4月のアノテーション事業が前年同月の4.3倍になったと発表した。
・世界的にアノテーション事業は急速に拡大している一方で、英語圏や中国圏などの発話者が多い言語市場が先行的に拡大しており、日本語AIを育てるためにも日本語話者によるAIアノテーション業務の拡大が不可欠となっている。

盗作とは:デザイン保護のための地域表現に基づくファッション画像検索

Which Is Plagiarism: Fashion Image Retrieval Based on Regional Representation for Design Protection
https://openaccess.thecvf.com/content_CVPR_2020/html/Lang_Which_Is_Plagiarism_Fashion_Image_Retrieval_Based_on_Regional_Representation_CVPR_2020_paper.html
(CVPR 2020オープンアクセスリポジトリ)
・類似アイテムの検索という既存の研究潮流からは無視されがちな盗用された衣服の検索を目指した研究。
・盗作された服は通常、もとのデザインの一部が変更され、従来の検索方法による監視を免れている。
・新たに地域表現にもとづくPlagiarized-Search-Net (PS-Net)モデルと、盗用されたデザインのデータセットを用いることで、今後の盗作対策に有望な結果が確認されたとしている。