エンタメ×AI(2020年2月版②)

エンタメ×AI(2020年2月版②)

エンタメに関連するAIについてのニュースをピックアップしてまとめました。

ボカロ界の革命――無償のAI歌声合成ソフトが一般公開 誰でもアイドル声優の歌声が作れるように

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2002/25/news090.html
(ITmedia AI+ 2020/02/25)
・楽譜データを入力すれば、音程や声質などを操作しなくても人間のような自然な歌声を合成できる、AIを活用して歌声を合成するフリーウェア「NEUTRINO」が2月22日に公開された。
・ニューラルネットワークを活用して事前に実在する声優や歌手の歌い方を学習したAIが、入力された楽譜から本人らしい発声のタイミングや声の高さ、声質などを推定する。
・実際の歌声を学習したことによる欠点もあり、VOCALOIDなどの歌声合成ソフトが人間離れした歌い方ができる一方で、NEUTRINOは息継ぎなどをいれないと破綻してしまう可能性がある。

プレイ動画から新規ステージを自動生成

https://morikatron.ai/2020/02/ai_news202002/
(モリカトロンAIラボ 2020/02/26)
・カナダのアルバータ大学で機械学習について研究しているMatthew Guzdialは、公開されている任意のアクションゲームのプレイ動画から学習して新しいステージを作成するAIを発表。
・イスラエルのAIスタートアップWSC SportsはNBAのハイライト動画をAIで制作している。
・インドにある国際情報技術研究所がフェイクニュースが一定の事実に基づいていることから、その度合もとにしてフェイクニュースか判断する「Fake-O-Meter」を発表した。


〈所感〉
人々の日常のなかにも徐々にAIが浸透してきているようだ。食生活を管理するAIはもちろん、ボカロAIやゲーム作成AIなども人々が日々を過ごすなかで違和感なく浸透し、大局的にみて大きな変化をあたえていくことは間違いないだろう。とくにエンターテインメント分野は技術の先端を吸収することに関しては他分野よりも先行している印象があり、その動向を注視しておくことは他分野に応用された時の参考になるだろうと感じた。