監視カメラ(企業)×AIニュース(2020年2月版)

監視カメラ(企業)×AIニュース(2020年2月版)

監視カメラ(企業)に関するAIについてのニュースを纏めた。

受験者をリアルタイム監視する「カンニング検知AI」 ユーザーローカル開発

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2002/18/news075.html
(ITmedia 2020/02/18)
・ユーザーローカルは、試験中にカンニングしている受験者をリアルタイムに自動検知するAIを開発した。
・AI監視に必要なのはPCなどの端末とWebカメラのみで、処理はクラウドではなく端末内で完結させることでプライバシーに配慮している。
・カメラに映る受験者の姿勢や骨格、視線から、「隣の受験者の回答を盗み見ている」「スマートフォンを操作している」といった不正行為をディープラーニングによる行動推定技術で検知する。

セキュリティカメラ映像からAIが危険を検知 京都の東寺で「炎」と「ナイフ」の検知デモを実施 MJIと日本防犯システムが開発

https://robotstart.info/2020/01/31/mji-sec-ai.html(ロボスタ 2020/01/31)
・MJIと日本防犯システムが防犯カメラの映像をもとに危険を察知するAIのデモンストレーションを蝋燭とナイフを用いて行った。
・蝋燭の炎は小さな炎でかつ昼間の明るい時間帯でも検知することができた。
・ナイフは正しく検知することができなかったが、人の検知・ナイフによって脅された人の行動を検知することで問題と認識させた。

監視カメラの映像から「違和感」を検出する技術、特許出願へ

https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/439/439317/
(週刊アスキー 2020/02/04)
・ AIアプリ開発企業アジラが防犯・監視カメラによって捉えられた映像データから「違和感」を検出する技術の国内特許の取得及び、海外特許を出願したと発表した。
・同社が手掛ける姿勢推定、映像内の個体のトラッキング、自律学習などのアルゴリズム群をエッジAIデバイスに実装する。
・現場空間に設置したエッジ上でリアルタイム処理するため個人情報が堅牢に保護される点と、設置したシーンの空間情報を元にエッジ上で自律的に学習を行う点に特徴がある。

<所感>
様々なAIサービスが企業から提供されるようになっている。そのなかでも監視カメラを用いたサービスは多岐にわたって利用方法があり、重要な役割を果たすだろう。その一方で個人情報としても重要なデータを利用せざるを得ない以上、その取扱い方が問われることにもなっていると感じた。