Windows 10、WSL 2でGUIアプリケーションとGPUベース機械学習に対応、ほか【AI最新ニュース】

Windows 10、WSL 2でGUIアプリケーションとGPUベース機械学習に対応、ほか【AI最新ニュース】

最新のAIに関するニュースをまとめました。

「公益」がAIの社会実装を加速させる 中国ではバイドゥが率先

https://forbesjapan.com/articles/detail/34577
(Forbes Japan 2020/05/20)
・バイドゥが公益プロジェクトとなる「星辰計画」(社会課題解決に資するAIアプリを効率的に生み出せるオープンプラットフォームを拡充し、同時にデータや資金の支援を行っていくもの)を表明した。
・バイドゥのディープラーニング・プラットフォーム「PaddlePaddle」(飛櫂)での公的応用事例(コロナ禍では「顔認識検出・分析」「肺炎CT映像分析」などに利用され、バイドゥ自身も手話の翻訳や失踪児童の探索、野生動物の保護などで活用している)の増加を受けたもの。
・ バイドゥが保有するプラットフォームには、すでに約5億6000万件のデータが共有されており、200以上の公益プロジェクトに利用されており、今後、年間100億件以上のデータ供給を目指し、同時に開発者を支援するファンドも組成する計画。

Windows 10、WSL 2でGUIアプリケーションとGPUベース機械学習に対応

https://news.mynavi.jp/article/20200520-1039322/
(マイナビニュース 2020/05/21)
・MicrosoftがWSL 2(Windows Subsystem for Linux version 2)にLinux GUIアプリケーションとGPUベース機械学習機能を追加すると発表した。
・Windows 10 Insider Previewで試用できるようになる見通しで、今後はLinuxベースのGUIアプリケーションや研究環境もWindows 10でシームレスに利用できるようになるとみられる。
・わかりにくかったWSLやWSL 2の機能を有効化する作業も、今後は管理者権限のWindows Terminalで「wsl –install」と実行するだけで、機能を有効にできるようにすると説明している。

マイクロソフトが自律システム向け機械教示サービス「Project Bonsai」をプレビュー公開

https://jp.techcrunch.com/2020/05/20/2020-05-19-microsoft-launches-project-bonsai-its-new-machine-teaching-service-for-building-autonomous-systems/
(Techcrunch Japan 2020/05/21)
・Microsoftは新しいMachine Teaching(機械教示)サービス、Project Bonsai(ボンサイ:現在パブリックプレビュー版が公開されている)を発表した。
・Project Bonsaiは、AIの専門知識を持たない特定分野の専門家でも扱える企業の産業用制御システムに焦点を当てた汎用ディープ強化学習プラットフォームを、自律機械の学習と管理のために開発することが目的。
・Machine Learning(機械学習)と比較してMachine Teaching(機械教示)の優位性を強調し、他の手法よりブラックボックス的要素が少なく、期待どおりに動かない時にデベロッパーやエンジニアがデバッグしやすいと指摘している。