最新のAI関連ニュースをピックアップしてまとめました。
第四のスマートスピーカー「Josh.ai」、狙うはハイエンド住宅特化のホームIoT市場
https://thebridge.jp/2020/05/fourth-smart-speaker-josh-ai
(BRIDGE 2020/05/23)
・GAFAの市場シェアが九割以上を占めるスマート・ホームスピーカー市場に、米コロラド州デンバーに拠点をおくスタートアップ「Josh.ai」が市場参入を試みている。
・Josh.aiは家庭向け音声ハードウェア及びプライバシー重視のAIシステムを開発しており、ハイエンドの広大な敷地をもつ家庭に特化して、独自の音声アシスタントを搭載したスマートホームスピーカーなどを提供している。
・GAFAに情報を提供したくない層も存在しており、そうしたプライバシーを重視したい富裕層がメインの顧客となり、大規模なシステムを長期的な関係を構築していくことで市場を開拓しており、アジア圏でも富裕層をターゲットをする新規企業の存在が待たれる。
ミュージックビデオをAI編集で制作できるTrashアプリに新機能追加
https://jp.techcrunch.com/2020/05/22/2020-05-21-trash-app-music-video/
(Techcrunch 2020/05/24)
・人工知能を使用してビデオ映像を編集するTrash(トラッシュ)アプリが新機能Stylesを発表し、作成したいビデオの種類(ダイジェスト動画、ストーリー動画、またはより芸術的なものなど)を指定できるようにした。
・このなかにはミュージックビデオ向けのスタイルもあり、編集スキルはないもののミュージックビデを作成する必要がある独立ミュージシャンなどをターゲットに作られた。
・Trashを用いたとしてもスタジオ品質の映像を提供することはできないが、コロナウィルス問題を契機に有名無名問わずほぼすべてのミュージシャンが手持ちのスマートフォンでの撮影に限定されているなか、映像の制作方法を区別せずに受容されていく流れは続いてくと考えている。
世界初! 3D版AIキャスターが新華社に登場
https://www.afpbb.com/articles/-/3284254
(AFP 2020/05/24)
・新華社が中国検索エンジン大手、捜狗(Sogou)と共同で開発した世界初の3D版AI合成キャスター「新小微」が最新のスマート化製品として公開された。
・「新小微」は新華社の趙琬微(Zhao Wanwei)記者をモデルに、最新AI技術により「クローン化」されたもので、外見上は髪、毛質や肌の再現性が高く、立体感や動きの柔軟性、インタラクティブ能力、応用シーンなどの面が大幅に向上している、
・対応するテキストコンテンツを機械に入力するだけでニュースを伝え、内容に合った表情や身振りをするようになっており、3Dバーチャルシーンの拡大に伴い、今後はスタジオの外に出て、さまざまな場面でのニュース報道の多様なニーズに一層対応できるようになると開発者は述べている。