ホリプロ、SNS投稿をAI解析 好感度など判断
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60345170V10C20A6TJ1000/
(日本経済新聞 2020/06/15)
・芸能事務所のホリプロは、所属タレントに関するSNS(交流サイト)の投稿を人工知能(AI)で解析するシステムを導入し、データの蓄積後、年内にも運用を開始する。
・既に所属タレント10人程度を対象に、SNSへの投稿を解析する実証実験を終えており、好感度を判断できる重要なコメントを抽出したり、どのような影響を与えたかといった傾向を探ったりすることができる。
・開発は米パロアルトインサイトが手掛け、Twitterなどでタレントに関するコメントや本人の発言に対する反応をAIが収集し、解析する仕組みになっている。
眼の動きから学習障害を識別するAIアルゴリズム
https://aitimes.media/2020/06/15/5277/
(The Medical AI Times 2020/06/15)
・ディスレクシアは、脳発達の問題により読字に困難が生じる限局性学習症(いわゆる学習障害に分類される病気)であり、本来の知的能力と無関係に語彙や知識の不足が生じることで、結果として不登校や心身症に至る問題が生じている。
・インド・ベロール工科大学の研究チームが、眼球の動きからディスクレシアを識別する機械学習モデルの開発に取り組んでいる。
・今回発表されたサポートベクターマシン(SVM)と粒子群最適化(PSO)を組み合わせたモデルにより、眼球の動きから95.6%の精度でディスクレシアの有無を識別することができたという。
クレーン設置カメラで作業員を検知、エッジAI画像解析システム
https://built.itmedia.co.jp/bt/articles/2006/15/news031.html
(BUILT 2020/06/15)
・エコモットと若築建設は、移動式クレーンに設置したカメラの映像をリアルタイムで画像解析し、クレーン直下の作業員の存在をクレーン操作者に知らせるエッジAI画像解析システムを共同開発した。
・同システムは、レトロフィット型の機器構成を特徴としており、解析処理は現場で稼働するクレーンに設置したトランク型制御ボックス内の「エッジAIデバイス」が行うように設定し、新規にかかるはずの安全対策のコストを削減できる。
・画像認識アルゴリズムは、さまざまな現場で収集した100万以上の俯瞰映像を教師データとして活用しており、日照条件やクレーンの高低差、レンズの歪曲収差といった外的要因の影響を受けにくい上、悪条件下でもディープラーニングが強化学習を行うことで識別制度を維持できるとしている。