曖昧な発話も読み取るAIアバター、外食産業にDXの波を起こせるか【AI最新ニュース】

曖昧な発話も読み取るAIアバター、外食産業にDXの波を起こせるか【AI最新ニュース】

AIの進歩は頭打ちに? このままでは「膨大な計算量」が壁になるという研究結果が意味すること

https://wired.jp/2020/07/28/prepare-artificial-intelligence-produce-less-wizardry/
(Wired 2020/07/28)
・現在のAIは計算量を増大させることで精度をあげてきたが、ICの処理速度が向上する以上に計算量が増加しており、AIの進歩に限界がみえているという。
・計算コストが上昇しすぎたせいで、複数のアルゴリズムを試したり実験のやり直しができなくなっており、計算効率の向上などを目指す新たな潮流が出来ているものの、まだ成果は乏しいことが指摘されている。
・計算量の増加は環境負荷の増大を引き起す可能性が指摘されており、アルゴリズムの改良以外にもクラウドインフラの改良やチップの選定などを注意深く行うことで、環境負荷を減らし、持続的な研究を可能にすることが求められていることが報告されている。

曖昧な発話も読み取るAIアバター、外食産業にDXの波を起こせるか

https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2007/29/news028.html
(Monoist 2020/07/29)
・ハワイアンレストランを展開するエッグスンシングスジャパンがAIアバターレジをAI新興企業のウセルヴィルと開発、導入することを発表し、今後外食産業ではAIやIoT、RPAを活用したDXによる生産性向上が急務になることを強調した。
・顧客の外食産業に対する食へのニーズの多様化と、コロナウィルス拡大に伴う非接触型の接客ニーズが高まっていることの2点が主たるDXの必要であるが、同時に接客のホスピタリティをいかにさげないかという観点からAIアバターレジの導入に踏み切ったとしている。
・今回導入されたのは、AIアバターレジとバッテリーレスのBluetoothタグで、前者の特徴はあいまいな文章であっても前後の文章から意味を推測して対応できる点で、後者はバッテリー不要で顧客の位置を把握することで顧客に商品を適切に届けることができるとしている。

現存する形成初期の銀河 すばる望遠鏡とAI技術で発見

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020080100361&g=soc
(時事通信 2020/08/01)
・国立天文台などの研究チームがすばる望遠鏡の観測データと、AIを組み合わせた新たな手法で、現在の宇宙に存在する形成初期の銀河を発見したと発表した。
・現在は新たな銀河の形成はまれで、初期の状態を観測するのは難しいとされるが、研究チームは理論から推定された特徴から分類させる手法によって、約4000万天体の中から形成初期の銀河の候補を27に絞り込んだという。
・このうち、有望な4つを改めて観測し、銀河の「若さ」の指標となる酸素含有率を調べたところ、ヘルクレス座の方角約4.3億光年先にある小さな銀河「HSC J1631+4426」の酸素含有率が太陽の1.6%と最も低く、大半の星が作られてから1000万年程度しかたっていないことが分かった。