AI応用のMRIは4分の1の時間で従来と同等の結果を得られることが盲検法で判明
https://jp.techcrunch.com/2020/08/22/2020-08-21-carbonchain-is-using-ai-to-determine-the-emissions-profile-of-the-worlds-biggest-polluters/
(TechCrunch 2020/08/19)
・FAIRとNYUの共同研究チームはFastMRI（AI技術を応用したMRI検査のプロジェクト）が、通常の半分から1/4程度の時間で従来の方法と同等以上の結果をもたらすことが放射線治療専門家による盲検法によってかわった。
・測定データの一部が本質的に冗長であり、また人体は基本的に秩序正しく、多くの場合かなり正確な予測がたてられることから、AIを用いてデータを補完することで従来の1/4のデータ量にしても診察するのに必要な情報量を提供することができた。
・研究はまだ膝で有用性が示されたに過ぎないこと、また用いられたデータが実際に情報が少ないものではなく、フルスキャンされたものから削減されたものであるなど、実用化に疑念は指摘されているものの今後の研究が拡充されることが発表されている。
AIが仮想ドッグファイトでF-16戦闘機パイロットを打ち負す
Artificial Intelligence Algorithm Defeats A Human F-16 Fighter Pilot In A Virtual Dogfight. Here’s What This Means
https://swarajyamag.com/technology/artificial-intelligence-algorithm-defeats-a-human-f-16-fighter-pilot-in-a-virtual-dogfight-heres-what-this-means
(SWARAJYA 2020/08/21)
・米国国防総省高等研究計画局（DARPA）が主催したAIと機械学習がどのように使用できるかを理解するためのイベントでAIが人間の操縦する戦闘機パイロットを打ち負かした。
・イベントに参加したAIはすべて深層強化学習で構築されており、少なくとも40億回のシミュレーションが行われたとしている。
・あくまで制限されたシミュレーターの中であり、情報が完ぺきにAIに入力されるという条件付きであったため、実践レベルに到達しているとはいいがたいものの、パイロットが行う飛行中のタスクの多くを自動化することに役立つとしている。
二酸化炭素排出が多い企業の排出量をAIを使い測定するCarbonChain
https://jp.techcrunch.com/2020/08/22/2020-08-21-carbonchain-is-using-ai-to-determine-the-emissions-profile-of-the-worlds-biggest-polluters/
(TechCrunch Japan 2020/08/24)
・世界的に二酸化炭素や温室効果ガスに対してこれまでよりも厳しい規制を導入しようとしているなかで、より正確に排出量をモニターできる技術が求められている。
・サプライチェーンを細かく追うことで企業が排出する二酸化炭素の量を正確に追跡するAIを開発しているCarbonChainに注目が集まっている。
・同社が開発しているシステムは一杯のコーヒーやワインを生み出すためにどれくらいの二酸化炭素排出をおもなうかがわかるほど正確であると発表されており、現在米国政府と企業一社からの融資を受けている。