Google のエジプト象形文字翻訳サービス Fabricius を紹介【サービス紹介】

Google のエジプト象形文字翻訳サービス Fabricius を紹介【サービス紹介】

Google は、古代エジプトの象形文字(ヒエログリフ)の解読・翻訳を機械学習を用いて行う新サービス (プロジェクト) Fabriciusをリリースした。このサービスでは、機械学習を利用して古代言語の翻訳の効率化を促進し、学術研究に新たな道を開く可能性も探ることを目的としている。

ヒエログリフとは、古代エジプトで使われたエジプト文字の一つで、エジプトの遺跡に多く見受けられる。19 世紀になって、フランスのシャンポリオンが解読したロゼッタストーン解読以降に読めるようになったと言われている。

このサービス Fabricius は、Learn、Play、Work の3 つ内容に分かれている。
1 つめの Learn では、ヒエログリフについて、その歴史や研究内容を学べる。2 つめの Playでは、文章を入力するとそれに近い意味のメッセージをヒエログリフで生成し、SNSで共有したり、リンクを送ったりができる。3 つめの work は、ヒエログリフ研究者を対象とした利用を想定したものとなっている。

fabricius

実際に Learn を試してみたが、ヒエログリフの研究で、文字を紙に移すことに課題があることで、研究するのに時間を要すこと、文字を右から読むのか、左からの読むのかを考慮したりする必要があること、などを学ぶことができた。時間として約 30 分程度で終了できる内容で、終了後には次のステップ Play につながるヒントを確認できた。次のステップの Play では文章を入力すると、それに近い意味のヒエログリフを生成し、SNSで共有できるようになっている。
興味のある方はぜひ挑戦してみよう!

Fabricius by Google Arts & culture
https://artsexperiments.withgoogle.com/fabricius/en