KneronがGoogleなどに対抗するために新たなAIチップを発表
Kneron launches its new AI chip to challenge Google and others
https://techcrunch.com/2020/08/27/kneron-launches-its-new-ai-chip-to-challenge-google-and-others/
(TechCrunch 2020/08/28)
・EdgeAIを専門とするKneronが最新のカスタムAIチップKL720SoCを発表し、Intelの最新モデルMovidiusの2倍のエネルギー効率であり、GoogleのCoral Edge TPUの4倍の効率があるとしている。
・最新モデルは1080P解像度で4K静止画や動画を処理できるだけでなく、音声認識に関する新たな機能も備えているとしており、SoCはArm Cortex M4をメインコントロールユニットとして1.5 TOPSのパフォーマンス、平均消費電力は約1.2Wとなっている。
・Kneronはブロックチェーンを利用した独自のネットワーキング・ソリューションを提供することで、プライバシー保護に強みをもっており、安全な形でデータを利用できるとしている。
AIが差別しないようにする方法
How to Ensure Your AI Doesn’t Discriminate
https://hbr.org/2020/08/how-to-ensure-your-ai-doesnt-discriminate?ab=hero-subleft-3
(Harvard Business Review 2020/08/28)
・近年、企業はAIを公平に運用することをより求められるようになり、大きなリソースを割いているにもかかわらずうまくいっていないという現状がある。
・既存の公平性に関する概念が、一部ですでに相互排他的という問題であり、公平性に対応することを求められるということが、特定のケースに対して「公平性」を定義して実装することを近年では意味してしまっている。
・企業は今後AIを使う上で、モデルを利用することの正当性を説明すること、またAIの影響を監視し、不公平さを減らすための施策を絶えず行うこと、また文書化して管理することが求められるようになるとしている。
分析:AI技術の使用が常識化するなかで、弁護士はそれを理解しているのか?
ANALYSIS: AI Tech Use Is Common, But Do Lawyers Understand It?
https://news.bloomberglaw.com/bloomberg-law-analysis/analysis-ai-tech-use-is-common-but-do-lawyers-understand-it
(Bloomberg Law 2020/08/28)
・ブルームバーグは法律技術調査(2020)を実施し、企業の法務部門や法律事務所の八割がAIや機械学習アルゴリズムを利用しているであろうサービスを利用していること、それにもかかわらず2/3の企業はAIなどを利用している認識をしていないことが明らかにした。
・認識の欠如が明らかになる一方で、回答者の半分近くはAIの倫理的影響について懸念を示しており(中立者がおよそ25%)、意識と実態に差があることが明らかになった。
・米国では37州が弁護士のテクノロジー能力に関する声明を専門的な行動規則の一部としていることを考えると、これらの実態は現在のAIについての理解が不十分であることが問題であることを示しており、今後はAI技術についての学習および制限が必要であるとされている。