AIによる非倫理的な決定を防ぐための新しい数式を発表【AI最新ニュース】

AIによる非倫理的な決定を防ぐための新しい数式を発表【AI最新ニュース】

AI頭脳の流出とはなにか?

What is the AI brain drain?
https://thenextweb.com/neural-basics/2020/06/30/what-is-the-ai-brain-drain-syndication/(TheNextWeb 2020/07/03)
・学術機関からのAI人材の企業への流出がおきており、学術機関がその立ち位置を保持し、AIに関する知能の公平な利用・発展ができるかが問題になっている。
・例えば、OpenAIは幾人かの所属研究員に毎年100万ドル以上を支払っており、Googleが買収したことでも有名なDeepMind社は700人の従業員に対して4憶8300万ドル(中央値ははるかに低いとはおもわれるが、一人当たり69万ドル)を支払ったと述べている。
・企業は基本的に研究員に対して営利目的の研究を課し、重要な利得を得る開発に関しては非公開であり学術結果の公平な利用という観点とは遠いところにあるが、高額な給与保証や、大量データと計算リソースへのアクセスが可能となる企業はリクルート面で圧倒的に
強力で、今後AI分野が適切に発展するかどうかが不安視されている。

AIによる非倫理的な決定を防ぐための新しい数式を発表

New Mathematical Formula Unveiled to Prevent AI From Making Unethical Decisions
https://www.goodnewsnetwork.org/new-mathematical-formula-to-prevent-ai-from-making-unethical-decisions/
(GOOD NEWS NETWORK 2020/07/6)
・イギリスとスイスの研究者チームが、非倫理的もしくは潜在的に非常に損失を被る選択を選ぶAIを回避することを支援する数学的手段を発見した。
・数学者と統計学者が、AIの決定の影響を見積もるための「非倫理的最適化原則」を作成し、ビジネスと規制当局を支援することができるとしている。
・数式はAIが非倫理的選択をした場合に被る損失を適切に評価するためのものであり、論文はいかに選択空間のなかにある非倫理的選択を回避するかを判断するかをものになっている。
【論文】
An unethical optimization principle
https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsos.200462

AIベンチャーのプリファード プログラミング教育事業に参入

https://www.sankeibiz.jp/business/news/200706/bsm2007061314018-n1.htm
(産経新聞 2020/07/06)
・AI開発のプリファードネットワークスが学習塾運営のやる気スイッチグループ(同中央区)と提携し、独自開発のカリキュラムを小学生向けに提供する。
・カリキュラムは「プレイグラム」と名付けられた、米コンピューター教育の指針をもとに、PFNの技術者が開発したもので、ゲーム感覚でプログラミングの基礎を学べる。
・将来的には、仮想現実、機械学習、深層学習などの人工知能の領域もカリキュラムに組み込む考えを示している。