AIを使用して海洋環境をマッピングする
Using AI to map marine environments
https://phys.org/news/2020-05-ai-marine-environments.html
（PHYS ORG 2020/05/06）
・Working with Systems Engineering & Assessment Ltd (SEA)とthe University’s Institute for Mathematical Innovation (IMI)の研究者チームが不完全なデータから必要な測定数を算出することでエコーから海洋環境の測定を可能にするAIを開発した。
・ソナーエコーが深さ、塩分、温度によってどのように変化するかをモデル化し、エコーによって海の状況を測定するもので、北極圏などにも適用することができ、気候変動が海洋にもたらす影響の研究成果を向上させることが期待される。
・確率論的主成分分析（PPCA）アルゴリズムでは平均精度93％、潜在変数ガウスプロセス（LVGP）モデルでは平均精度96％で環境状況の分類に成功した。
Googleも積極投資する「イスラエル発のAI」の大きな開発思想
https://getnavi.jp/world/492353/
（GetNaviWeb 2020/05/05）
・イスラエルは1980年代後半から統計的・確率的な手法をAI研究に導入し、理論づけされた基礎技術の積み重ね行っており、現在はAI分野で世界的な影響力をもっている。
・イスラエルを特徴づけるのは自分たちの未来社会を想定したうえで、その際に必要となる技術は何かをという大局的な発想で技術開発に取り組む姿勢にある。
・膨大な日常データを迅速に集計・解析しインサイトを発見する「SparkBeyond」と、データ量の移り変わりや流れを可視化する「Alooma」がイスラエルでも有力なAI二社。
Facebook AIが共感と個性を備えたチャットボットをオープンソース化
Facebook AI open sources a chatbot with empathy and personality
https://jaxenter.com/facebook-ai-blender-171586.html
（Jaxenter 2020/05/04）
・Facebook AIが94億のパラメータをもつ過去最大級のチャットボットBlenderのオープンソースリリースを発表した。
・ Blenderの特徴は、いくつかの会話スキル（例えば幅広い質問をしてそれに答える能力）と共感を示す能力を組み合わせている点にあり、従来よりも人間味を感じるようになっている。
・Blenderの完全なモデル、コード、評価設定をリリースし、90M、2.7Bまたは9.4Bのパラメータバージョンが利用可能となっている。（なお2.7Bモデルには16GB以上のP100 GPU以上ｍ9.4Bモデルには少なくとも2つの32GB V100 GPUが必要）