AIの活用は米国企業の1割未満、意外と少ない数字から見えてきたこと、ほか【最新AIニュース】

AIの活用は米国企業の1割未満、意外と少ない数字から見えてきたこと、ほか【最新AIニュース】

“眼鏡”に予測表示 ブドウ粒数AIが判断 山梨大が開発

https://www.agrinews.co.jp/p51664.html
(日本農業新聞 2020/08/18)
・山梨大学などが、ブドウの摘粒時に粒数を測定するAIを開発し、スマートグラスを使えば自動で粒数が表示されスムーズに作業できるようになる。
・ブドウの摘粒は房づくりで重要な作業だが、品種によって適正な粒数が異なるなど見極めに経験を必要とするため、短期間(約2週間)に作業が集中することもあり人手不足に悩まされていた。
・AIには深層学習を採用し、房の構造を把握し写真に写っていない反対側も含めて粒数を推定する。
・切りすぎた粒は取り戻せないため、予測数値は多めの方向に3粒ほどの幅を持たせており、スマホの写真を利用した2019年の試験では95%の精度で判定出来たとしている。

LINEが化粧品サイト AIが商品提案、その場で購入可能

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62711650X10C20A8000000/
(日本経済新聞 2020/08/17)
・LINEがAIを活用し、利用者ごとに適した化粧品や美容情報などを提案する美容ポータルサイト「lacore」を開設した。
・肌の色をベースにした「パーソナルカラー」、肌質、年齢などの属性や、サイト内の行動履歴をもとに利用者にあった商品を提案する。
・コロナウィルスによって店頭での試すことが難しくなっており、自分に適した商品をオンライン上で探せるサービスの需要を見込んでいる。

AIの活用は米国企業の1割未満、意外と少ない数字から見えてきたこと

https://wired.jp/2020/08/19/ai-why-not-more-businesses-use/
(WIRED 2020/08/19)
・米国勢調査局が2018年後半から、AIの利用情報を把握するための調査としては最も広い範囲となる米国企業58万3,000社を対象にAIを含む先進技術の利用状況に関する調査を実施した。
・調査によると、何らかの形でAIを利用している企業の割合は8.9%、機械学習を採用しているのはわずか2.8%で、更に企業規模による偏り(従業員規模が250人以上の会社:24.8%・従業員10人未満の企業:7.7%)も判明した。
・調査結果は当初予測されていたよりも現実での普及していないことを意味すると同時に、AIを利用していることに気づいていないケースも存在していることが報告されており、また導入の偏りが今後大きな格差を生む可能性が懸念されている。